福岡の商業地、住宅地の地価情報!!/大原税理士事務所@福岡市
一般財団法人 日本不動産研究所 より2019年2月1日現在における全国の商業地、住宅地の地価情報が発表されました。
福岡の商業地・住宅地の地価情報をご紹介いたします。
《商業地》
【概況】
博多地区は百貨店が好調。またホテル用地の需給が逼迫し、建設ラッシュで今後数年で33棟、客室5,250室が増加。三井ガーデンホテル等のほかアパホテルが市内で4棟計画中で用地取得済。天神地区は大名小跡の事業者が積水ハウス等に決定。博多区の青果市場跡地は三井不動産が落札。百貨店売上高は比較的好調。事務所の空室率は2.2%で稼働率は98%近い。また六本松の商業地の水準が坪600万円近くになっており5年前の3倍以上。都心部のドラッグストアの賃料は坪10万円が続々登場。
【商業地今後の動向】
オフィス市況は好調、天神ビジネスセンターは坪3万円近い見通し。ビルの建て替えに伴うテナントの移転需要が強く、移転先が確保できないため建て替えに遅れが生じる面も。なお事務所の募集賃料は強気で、継続テナントも増額改定の動きが活発化。空床を入札にかけて賃貸する例が出現。米国のWeWorkが九州初の拠点を大名に開設。
《住宅地》
【概況】
昨月とほぼ同様。福岡市の地価上昇がJR、西鉄沿線の沿線市町にも波及。マンション適地は入札で高値落札。都心部の新築分譲マンションの価格は坪単価300万円台だが、幾分天井感が出てきた。新築の高額化により値頃感が拡大し中古マンションも高騰。戸建住宅地は西区では九大学研都市駅が牽引力となって10%以上、東区でも香椎駅周辺土地区画整理や国道3号バイパスの影響で年間10%程度上昇している印象を受ける。アイランドシティの高額戸建住宅の売れ行きは引き続き好調。
【今後の動向】
景気回復によるマインドの好転、株価上昇、超低金利、増税前の駆込み等により、住宅市場は今後も順調と見ていたが、若干陰りも。今後、西新のブリリアタワー306戸やザパークハウスももち580戸、藤崎住宅の建て替えなどが大量供給されるので、その販売動向が注目されている。なお、戸建住宅地は上昇エリアが鉄道沿線の周辺市町へ拡大している。
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